近所の庭に「なってる、なってる。おいしそ~う♪」という季節がやってまいりました。心ときめかせる長崎の果物、「枇杷(ビワ)」です。県外の皆さまも“枇杷ゼリー”はご存じかと思いますが、我々にとって枇杷といえばやっぱり“生”! その辺の一般家庭にもこのように平気でなっています。
さすがに出荷されるものと比べるとやや小粒ですが、それでもこうして実がついた木を見かけると「うわ~。枇杷を食べたいね~」とウキウキしてしまいます。身近なのに憧れの存在。なぜか果物にはそんな魅力がありますね。私はお中元にLサイズの枇杷が送られてくるが毎年楽しみでした。
……などと思っていたら、自転車で九州を旅している釜山少年がどこか買ってきたのかたくさんの枇杷をくれました。願えば叶うと実感したこの瞬間!(しかも洗ってくれた!ありがとう!!)
コロンビアからいらしたお母様もちょうど私と同じ気持ちだったそうで、一緒おいしくいただきました。甘みが心まで染み渡りました~。長崎住まいの私たちが外国の方からいただくなんて、まことに恐縮です!
長崎人は枇杷を観覧車にするくらい、枇杷を愛しています。
枇杷観覧車が目印の「ココウォーク」という商業施設には、TOHOシネマや大きめの書店、スーパー、ドラッグストア、おしゃれなケーキカフェ、ファッションのお店もたくさんあります。1階は長崎バスセンターになっていて、市内バスはじめ空港リムジンなども行き来しています。CasaNoda(カサノダ)から電車で5分くらいのところにあります。
そうこうしていたら、また新たなお客様から葉っぱつきの枇杷をいただきました。
これは彼女が前日に行った五島のホステルでもらったもの。枇杷を買おうとしていたら、ホステルのオーナー夫妻が「枇杷なんて買うもんじゃなか!」と言って、その辺からとってきてくれたのだそうです。鍼灸師の彼女によると、枇杷の葉はお灸に使えるそうですよ! 枇杷お灸… 試してみたいかも!!